出会いサイトの選び方
 


 出会いサイトについてで紹介しましたが、問題となる出会いサイトは、いわゆる「サクラ」を使って、登録費や交際成立費用だけとってしまうものです。
 また、その「サクラ」を通じて、「ねずみ講」等に勧誘したりするサイトです。
 
 さらに、架空請求をしてきて、高額な費用を請求してくるサイトもあります。
 
 これは、女性・男性のどちらでも、あることです。

 問題が生じないようにするためにも、「出会いサイト」の選定は、重要です。

 ここでは、私が、このような問題のある「出会いサイト」に登録しないように、体験を基に、安全性の観点から、情報を収集して実行した「出会いサイトの選び方を紹介します。

 なお、このサイトにリンクしている「出会いサイト」は、全て、この考え方に基づき、以下の判断基準により、選定しています。


 1.運営会社の社名・住所・連絡先が公表されているサイト  

 基本中の基本です。
 どこが運営しているかもわからないサイトは、最も危険です。

 2.他の機関・企業等の審査を受けて紹介されているサイト  

 他の機関・企業等に審査を受けて、紹介されているサイトは、安全性が高い可能性があります。
 なぜなら、他の機関・企業等が、サイトを紹介した場合、問題があれば、自分の機関・企業等の信頼を失うことになります。

 具体的には、次の点から、他の機関・企業等が審査していることがわかります。
 
 (1)大手検索エンジンのディレクトリに登録されているサイト

 検索エンジンとは、皆さんがよく利用している、Yahooなどの検索に利用するサイトです。
 
 検索エンジンには、登録されている(検索に出てくる)サイトの登録方法に、「ディレクトリ型」と呼ばれるものがあります。

 ディレクトリ型の検索エンジンは、人がサイトを審査して、審査に通過したサイトのみ登録するのです。
 
 ディレクトリ型の検索結果は、例えば、Yahooで、「まじめ 出会い」の2つのキーワードで検索して見て下さい。
 検索結果には、「スポンサーサイト」「Yahoo登録サイトとの一致」「ページとの一致」という3段階の結果がでてきます。 
 
 このうち、「Yahoo登録サイトとの一致」が、Yahooのディレクトリに登録されているサイト(人が審査してとおったサイト)です。
 また、補足すると、「ページとの一致」は、ロボットが集めたサイトです。(つまり、人の審査を受けていません)

 この審査は、ホームページを作成している人ならわかると思いますが、大手の検索エンジンでは、かなり厳しいです。
 なぜなら、ディレクトリ型の検索エンジンは、人が審査して良質なサイトを提供(検索エンジンの結果に反映)することを、「売り」にしているのです。利用者を増やすために!

 そのため、問題となるサイトは掲載する訳にはいきません。社名にも関わります。それで、サイト登録の審査基準に、公序良欲に違反するサイトは登録しないなどがあります。
 
 以上から、大手検索エンジンのディレクトリに登録されているサイトは、「優良サイト」である可能性が高いです。
 なお、日本の大手検索エンジンで、ディレクトリ登録を実施しているサイトは、次のものがあります。
 1)Yahoo Japan
 2)google
 3)infoseek
 4)goo
 5)BIGLOBEexcitelivedoor等(J-LISTING)
 6)@niftyfreshEYE等(Looksmart)
 7)all about japan
 ※2)〜6)のディレクトリのデータは、ディレクトリ検索でなければ表示しないサイトです。
   つまり、普通に検索すると、ロボット型検索エンジンの検索結果が表示されます。

 これは、ホームページを作成したことがない人には、わからない情報だと思います。
 私は、たまたた、ホームページを作成していましたので、気づいたことです。


 (2)メディアで紹介されているサイト

 テレビ・雑誌などの大手メディアで、取り挙げられたサイトは、「優良サイト」の可能性が高いと思います。
 これは、先ほどの検索エンジンと同様に、テレビ局等にとって、自分の紹介したサイトに問題があれば、会社の信用を落としてしまうからです。
 そのため、その「出会いサイト」に問題がないか調査してから紹介すると考えられます。

 また、イメージガールとして、アイドルなどを起用しているサイトも、「優良サイト」の可能性があると思います。
 なぜならば、アイドルの所属事務所は、問題のあるサイトに出演させないように、そのサイト(運営会社)をチェックすると考えるからです。

 ただし、同じメディアでも、男性向け青年誌・成人誌に「広告」として掲載されている「出会いサイト」は、「危険なサイト」の可能性が高いと考えます。
 このことについては、後述する「3.男性をメインに勧誘していないサイト」を見て下さい。


 (3)中間法人日本結婚サイト協会に登録されているサイト

 日本結婚サイト協会 は、審査により、真面目な運営をしているサイトのみ登録している業界団体です。
 このサイト自身が、業界団体により運営されているという点がありますが、実際、私は、ここに紹介されているサイトを利用してみましたが、何も問題がありませんでした。
 また、このサイト自体が、Yahooに登録されています。
 この協会では、出会いサイトにまつわる苦情等も受け付けています。


 (4)一般第二種電気通信事業者に申請しているサイト

 出会い系サイトは、総務庁に、「一般第二種電気通信事業者」としての届け出が義務づけられています。
 ただし、届け出るだけで、審査を受ける訳ではありません。
 そのため、上記の3つのように審査を受けている訳ではないのですが、会社の内容について、官公庁に公表していることを考えれば、安全性の参考になると思います。

 (5)タレントを起用しているサイト(タレントの所属事務所が審査)
 PRにタレントを起用している場合は、タレントの所属事務所が確認します。
 サイトに問題があると、タレントのイメージダウンにつながりますからね。。。



                  ・ ・ ・
 3.男性をメインに勧誘していないサイト
  

 基本的に、男性をメインに勧誘しているサイトは、「危険なサイト」の可能性が高いと思います。
 
 これは、一般的に考えればわかると思います。
 女性が集まれば、自然に男性は集まるでしょう。
 しかし、男性が多いからといって、女性は登録しません。

 それならば、なぜ、男性勧誘をメインにしているのでしょうか?
 つまり、男性から登録料・交際成立料をとったり、交際成立後に「ねずみ講」等への勧誘を目的としている可能性もあるのではないでしょうか?

 男性をメインに勧誘しているサイトは、次のようなものがあります。

 1)トップページに露出度(水着・セミヌード)の高い女性写真を掲載
   よく、水着姿などのきれいな女性が、トップページに掲載されているサイトがあります。
   女性が、このサイトを見て、登録しようと思うでしょうか??
   つまり、男性が好むようにつくられているのです。
   男性ならば、きれいな女性に惹かれて、登録してみる可能性があります。
 
 2)男性の向けの青年誌・成人誌を中心に宣伝しているサイト
   男性勧誘がメインになっています。

 3)「女性が多すぎて、男性の会員が欲しい!」と宣伝しているサイト
   男性勧誘がメインになっているサイトです。
   「女性会員数○万人」なんて、あやしすぎます。そんなに集まる訳ありません(笑
                                   ・ ・ ・
 つまり、「優良サイト」は、男性勧誘をメインにしていないサイトと言えます。 

 4.利用規約に問題のないサイト

 利用規約に関わり、問題が発生する場合としては、次のものが挙げられます。

 1)メールの送受信で課金するシステムのサイト
   送信の場合に課金するシステムは、メールを送った相手が「サクラ」なら、損するだけです。
   また、特に怖いのは、受信する場合に課金するシステムです。
   「サクラ」から、たくさんのメールが届いて、その分お金を払うなんて。。。。

 2)別サイトにも登録されていることになっているサイト
  最近の新手では、完全無料といいつつ、利用規約を良く読むと、「当サイトに登録すると、当サイト運営のグループサイトに同時登録されます」と書かれており、他の有料サイトに登録される場合もあるようです。
  よく、利用規約をよく読むことは重要です。
  無料サイトは、その他にも、管理の面から心配なところがあります。

  そのため、完全無料のサイトは、優良サイトを見つけるのが難しいです。

  料金体系としては、一般的に、下記のものが信頼できるのではないでしょうか。
   1.登録・システム利用が無料で、メール交換成立時のみ料金を徴収するサイト
   2.月額料金が固定制のサイト

 3)退会の手続きが明確でないサイト
  退会について、明確に書かれていないサイトは、やめましょう。
  かってに料金が加算され、けれども、やめ方がわからないなどの問題が発生する場合があります。

  利用規約を読む場合には、上記の問題がないか確認しましょう。

 5.登録時に細かいプロフィールを記載するサイト

 登録時に、メールアドレスと電話番号だけ入力させる「出会いサイト」があります。
 個人情報をなるべく出したくないという点から、つい、こういうサイトに登録しがちです。

 しかし、これは、出会いという点でどうでしょうか・・・
 相手の情報がまったくわからないのに、会ってみたり、話したりしようと思うでしょうか??
 そんなことありませんよね!!!
 
 つまり、プロフィール等を省略して、メールアドレスと電話番号だけを入力させる「出会いサイト」は、とにかく会員登録させることが目的で、それにより「サクラ」を利用して、お金をとろうとしている可能性が考えられます。
 そのため、登録時に、細かいプロフィールを要求してくるサイトが望ましいと考えます。

 ただし、利用規約を読み、「個人情報を、販売したり、貸し出したり、公開したりすることがない」と明記されていることは、確認しましょう。
 たいてい、「個人情報の保護」「プライバシーポリシー」という項目に書いてあります。

 6.補足

 最後に、私が、「出会いサイト」を選ぶ際に、参考としなかったことを補足しておきます。
 それは、次の2点です。


 (1)「出会いサイトのランキングサイト」で上位のサイト

 一瞬、「出会いサイトのランキングサイト」は、みんなが利用しているのだから安全??って思いました。
 しかし、よく考えると、ランキングサイト自体、誰が運営しているかわかりません。
 また、もし、ある「出会いサイト」の運営者が、ランキングサイトの人に、毎月1万円を挙げるから、上位にしてくれないかと持ちかけられていたらどうでしょう。
 考えすぎかもしれませんが、「出会いサイト」の運営者が作為できる可能性があると思いました。
 そのため、私は、上述したように、外部からの評価(検索エンジン登録・メディアで紹介)を受けるなど、客観的に判断できることで、選ぼうと思ったのです。

 それでも、出会いサイトのランキングが気になる方は、当サイトもアクセスアップのために、いくつか登録しておりますので、トップページの下段又は出会いサイトの検索エンジンをご覧下さい。


 (2)体験談


 これも、「出会いサイト」の運営者が、「サクラ」を使う可能性も考えられます。
 疑ってしまえば、きりがないのですが、このような可能性があるため、「出会いサイト」を選ぶ際の参考にしませんでした。
 例えば、ここで紹介するサイトは、全て私が体験したものですと言っても、私自身とつきあったことがないため、ほんとうかどうかわからないですよね。(そこがネットの世界の難しいところです。)
 だから、客観的な評価が必要だと思います。
 その考え方を、ここでは、紹介したいのです!

 性格的に慎重な私は、雑誌・ネット等でいろいろ調べ、以上のように、安全性について客観的に判断できることを考えて、「出会いサイト」を選び、登録して、恋人を得ることができました

 ただし、何事にも、絶対ということはありません。
 登録しておかしいなと思ったら、すぐに退会することをお勧めします!

 また、もちろん、上記に該当しないサイトでも、優良なサイトは、あるでしょう。
 たとえば、ほんとうに、女性が多くて、男性をいれたいサイトがあるかもしれません。
 私は、それらのサイトを非難している訳ではないのです。
 ただ、それらのサイトは、私にとって、安全性の判断が難しいのです。
 
 次の頁では、登録後の安全性を考えた、「出会いサイトの利用方法」を紹介します。 


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